会社の電話番号はどうする?
携帯・050・固定電話番号の違いと選び方
本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。
会社を設立すると、名刺やホームページ、取引先への書類などに載せる会社の電話番号を決める必要があります。社長の携帯電話の番号をそのまま使うこともできますが、050番号のIP電話や、03などの市外局番から始まる固定電話番号を使う方法もあります。この記事では、それぞれの番号のしくみと違い、選ぶときの注意点を、総務省の公式情報をもとに整理しました。質問に答えると合う選択肢がわかるチェッカーもあります。
3種類
携帯・050・固定電話番号
地域と結びつく
市外局番は地域ごとに決まっている
かけられないことも
アプリの電話は事前に確認
会社の電話番号の主な選択肢
携帯電話の番号(070・080・090など)
070/080/090から始まる11桁社長個人の携帯電話の番号をそのまま使うか、仕事用にもう1回線契約する方法です。新しく契約しなければ追加の費用はかかりませんが、個人の番号を名刺やホームページに載せることになります。仕事用と私用を分けたいときは、別の番号を用意します。
050番号(IP電話)
050から始まる11桁インターネット回線を使うIP電話の番号です。スマホのアプリで使えるサービスもあります。市外局番のように地域を表す番号ではありません。110番・119番などの緊急通報ができるかは、サービスごとに確認が必要です。
固定電話番号(03・06など市外局番から始まる番号)
0+市外局番+市内局番+加入者番号市外局番から始まる番号です。電話会社の回線を引いて電話機で使うほか、インターネット回線を使って、スマホのアプリで固定電話番号を使えるIP電話サービスもあります。市外局番は地域ごとに決まっているので、番号から会社のおおよその地域がわかります。
フリーダイヤル(0120・0800)
0120(10桁)/0800(11桁)電話をかけた人ではなく、受けた会社が通話料を払う番号です。お客さまからの問い合わせ窓口として、ほかの番号に追加して使うのが一般的です。
出典:総務省「電話番号に関するQ&A」「電気通信番号制度」
電話番号のしくみ
電話番号は、最初の数字の並びで種類が分かれています。
| 番号の始まり | 主な使い方 |
|---|---|
| 0ABC(A・B・Cは0以外) 例:03、06、045 | 固定電話(市外通話)。「0-市外局番-市内局番-加入者番号」の形 |
| 0A0(Aは0以外) 例:090、050 | 携帯電話、IP電話など |
| 0AB0(A・Bは0以外) 例:0120、0570 | フリーダイヤルやナビダイヤルなど、電話会社の特別なサービス |
| 1から始まる番号 例:110、119 | 緊急通報や付加サービス |
固定電話番号の市外局番は、地域ごとに総務省の告示で決められています(東京は3、大阪は6、横浜は45など)。一方、市内局番は総務省が電話会社ごとに指定していて、地域の概念はありません。
出典:総務省「電話番号に関するQ&A」(Q1・Q2)、「電気通信番号指定状況」
固定電話番号を使うときの注意点
1. 番号は地域と結びついている
市外局番は地域を表しているので、固定電話番号は使う場所の地域と結びついています。総務省は、引っ越しをすると電話番号が変わる場合があると説明しています。また、サービスによっては、番号を取得するための住所に条件があります。たとえばIP電話サービスの03plusは、03番号には東京23区内に住所や活動拠点が必要で、バーチャルオフィスなど実際に活動できる空間がない住所では固定電話番号を取得できないと案内しています。
2. 電話会社を変えても番号を持ち運べる
固定電話番号を変えずに電話会社を変更できる「番号ポータビリティ」は、2025年1月末以降、固定電話番号を使ったサービスを提供するすべての事業者が、原則として対応することになっています(一部例外あり)。手続きは、これから契約する電話会社に申し込むだけです。ただし、変更前の会社との契約は解約になるので、解約や新しい契約に伴う費用がかかる場合があります。
3. 110番・119番にかけられるかを確認する
総務省の情報通信白書は、市外局番から始まる番号を使うIP電話について、従来の固定電話と同様に緊急通報(110番・118番・119番)も可能なサービスとして2005年に始まったと説明しています。ただし、スマホのアプリで使うサービスなどでは、緊急通報ができないものもあります。たとえば03plusは、緊急通報(110番・118番・119番)と国際電話は発信できないとしています。
出典:総務省「電話番号に関するQ&A」(Q9)、「固定電話の番号ポータビリティ」、「平成23年版 情報通信白書(IP電話の開始)」、03plus「重要事項説明」「発信できない番号はありますか?」「サービス付きシェアオフィス」
電話番号の選び方チェッカー
※一般的な目安です。番号を取得できる住所や使える機能は、サービスごとに違います。契約前に各サービスの公式サイトで確認してください。回答内容は保存・送信されません。
スマホで固定電話番号を使うサービス
事務所に電話回線を引かずに、市外局番から始まる番号をスマホで使いたい場合は、IP電話サービスを使う方法があります。サービスによって、番号を取得できる住所の条件、料金、緊急通報や国際電話に対応しているかが違うので、契約前に確認しましょう。
スマホで会社の固定電話番号を使うなら(広告)
- 株式会社グラントンのIP電話サービス。スマホのアプリで、市外局番から始まる固定電話番号を使える。オプションで電話機やFAXもつなげる
- 1つの番号を複数人で使える(端末を増やす場合は追加IDのオプションが必要)
- 基本料金は月1,280円、初期費用5,000円(どちらも税抜)。このほか決済ごとに5%の事務手数料、ユニバーサルサービス料などがかかる。最低利用期間は3か月
- アプリからの発信は30秒20円。申込日から次の25日までは、1通話3分・50回までの通話で試せる「0円スタートプラン」がある(期間内に解約しないと、自動で本契約になる)
- 03番号は、東京23区内に住所や活動拠点が必要。バーチャルオフィスなど、実際に活動できる空間がない住所では、固定電話番号は取得できない。23区内に拠点がない場合は、渋谷のシェアオフィスを使う有料のオプション(月額4,800円・初期費用5,000円、税抜)で03番号を使える
- 緊急通報(110番・118番・119番)と国際電話には発信できない
出典:03plus公式サイト(トップページ、「料金について」「基本サービスガイド」「サービス付きシェアオフィス」「重要事項説明」)(2026年10月14日確認)
複数人で会社の番号に出たい・内線も使いたいなら(広告)
- アイティオール株式会社のクラウドPBX(インターネット上の電話交換機)。スマホ・パソコン・IP電話機で、03などの固定電話番号や0120・0800、050の番号を使って発着信できる
- 1つの番号への着信で、複数の端末を同時に鳴らせる。端末どうしの内線通話もできる(1台だけのライトプランは内線機能なし)
- 初期費用10,000円。月額はライトプラン(1台)2,000円、ペアプラン(2台)5,000円(どちらも税抜)
- このほか電話番号ごとの料金がかかる。たとえば発信も03番号でする場合、1番号につき初期費用3,000円・月額1,600円(税抜)。ユニバーサル料金も別にかかる
- 最低利用期間は1か月。設置・設定は原則として利用者が行う
- 緊急通報(110番・118番・119番)には発信できない
出典:ナイセンクラウド公式サイト(トップページ、「ご利用料金」「Q&A」)(2026年10月14日確認)
仕事用の携帯電話を用意するなら
社長個人の携帯電話とは別に、仕事用の携帯電話を会社の名義で契約する方法もあります。会社名義なら通信費を会社の経費として管理しやすく、社員が増えたときも同じ会社の契約で台数を追加できます。料金はプランや台数、割引の条件によって変わるので、見積もりを取って比べましょう。
会社名義の携帯電話を相談するなら(広告)
- 株式会社Wizが運営する、法人向け携帯電話の申込窓口(SoftBankの正規代理店と表示)
- 法人向けプランを案内する窓口(見積もりフォームの入力欄は「会社名/屋号」)。1台から申し込める
- 見積もりから契約まで、電話・メール・オンラインで手続きでき、来店は不要(訪問にも対応)
- 必要書類は、法人の確認書類と担当者の本人確認書類が基本
- 月額料金はプラン・台数・割引の条件で変わるので、見積もりで確認する
出典:法人携帯の窓口 公式サイト(2026年10月14日確認)
- 株式会社ecloreが運営する、法人向けサービスの一括問い合わせサイト
- フォームか電話で1回問い合わせると、条件に合う複数の法人携帯会社から連絡と提案が届く
- 利用は無料。問い合わせても、契約する必要はない
- 問い合わせ内容はすぐに業者に共有され、最短5分で業者から連絡が来るとしている。複数の会社から連絡が来ることを前提に申し込む
出典:一括.jp「法人携帯」(2026年10月14日確認)
FAX番号も必要なら
取引先や業界によっては、FAXでのやり取りが残っています。FAX機を置かずに、メールでFAXを送受信できるインターネットFAXを使う方法もあります。
FAX機なしでFAXを送受信するなら(広告)
- パソコンやスマホのメールでFAXを送受信できるインターネットFAX。受信したFAXはPDFでメールに届く
- FAX番号は、東京03・大阪06・050から選べる
- 月払いプランは月1,430円、年払いプランは年15,730円(どちらも税込)。初月のみ登録手数料1,100円(税込)
- 毎月、送信50ページ・受信100ページまでは料金に含まれ、超えた分は1ページ11円(税込)
- 支払いはクレジットカードのみ。申し込み後に本人確認書類の提出が必要で、住所確認のため簡易書留はがきが届く
出典:jFax公式サイト(2026年10月14日確認)
よくある質問
社長の携帯電話の番号を、会社の番号として名刺に載せてもいいですか?
050番号と03などの固定電話番号は、何が違いますか?
会社を引っ越したら、電話番号は変わりますか?
今の固定電話番号を、別の電話会社でも使えますか?
参考にした公式情報
- 総務省「電話番号に関するQ&A」
- 総務省「電気通信番号制度」、「電気通信番号指定状況」
- 総務省「固定電話の番号ポータビリティ」
- 総務省「平成23年版 情報通信白書(IP電話の開始)」
- 03plus 公式サイト、「料金について」、「基本サービスガイド」、「サービス付きシェアオフィス」、「重要事項説明」、「発信できない番号はありますか?」(2026年10月14日確認)
- ナイセンクラウド 公式サイト、「ご利用料金」、「Q&A」(2026年10月14日確認)
- 法人携帯の窓口 公式サイト(2026年10月14日確認)
- 一括.jp「法人携帯」(2026年10月14日確認)
- jFax 公式サイト(2026年10月14日確認)
※この記事は一般的な情報と、公式サイトの掲載情報(2026年10月14日確認)をまとめたものです。電話サービスの内容や料金は変更されることがあります。契約前に、各サービスの公式サイトで最新の情報を確認してください。
