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設立1期目の法人口座の選び方
ネット銀行の法人口座3つを手数料・必要書類で比較

最終確認日:2026年10月6日/各銀行の公式サイトの掲載情報をもとに作成

¥ 法人口座 残高 振込 ¥

会社を設立したら、早めに用意したいのが法人名義の銀行口座です。最近は来店不要で申し込め、振込手数料も安いネット銀行が選択肢に入ります。設立したばかりの会社が口座を選ぶポイントと、ネット銀行の法人口座3つの手数料・必要書類を、公式情報をもとに比べます。

この記事のポイント
口座維持手数料は
3つとも0円

通常の他行宛て振込は100〜119円(2026年10月時点)

設立直後は
書類と郵便がカギ

事業内容がわかる書類と、法人の住所で郵便を受け取れるか

地元の銀行と
使い分ける手も

メガバンク・地方銀行は融資や対面相談の関係づくりに強み

そもそも法人口座はなぜ必要?

法律で必ず義務づけられているわけではありませんが、実務上は次の理由で用意するのが一般的です。

会社と個人のお金を分けられる

経理や確定申告がわかりやすくなり、税理士にも説明しやすい

取引先からの信用

請求書の振込先が法人名義なら、取引先も安心して支払える

各種の引き落とし

社会保険料や税金、サービスの支払いを会社の口座から

ほかに設立直後にやることは?社会保険・税務署への届出まで、時期ごとに整理した「会社設立後にやることチェックリスト」へ ›

ネット銀行とメガバンク・地方銀行の違い

ネット銀行

  • 来店不要。申込から利用開始までオンラインで完結しやすい
  • 振込手数料が比較的安い
  • 口座維持手数料がかからないところが多い
と

メガバンク・地方銀行・信用金庫

  • 窓口で相談できる
  • 融資や地域でのつながりなど、長い付き合いを前提とした関係づくりがしやすい
どちらか一方に決める必要はありません。たとえば…
ネット銀行日々の振込・経費の支払い
地元の銀行融資・対外的なメイン口座

このように、目的に応じて使い分けるのも一つの方法です。

新設法人が口座開設でつまずきやすいポイント

法人口座の開設には銀行の審査があります。実績がない設立直後の会社は、次の3つを準備しておくとスムーズです。

1

事業内容がわかる書類を用意する

銀行は、会社が実際にどんな事業をしているかを確認します。GMOあおぞらネット銀行とラクスルバンクは、事業内容を確認できる書類を1点以上提出する仕組みです。GMOあおぞらネット銀行では、許認可証、署名・押印のある契約書、取引先が発行した請求書・発注書・納品書などが例に挙がっています。登記簿謄本や定款は事業内容の確認書類として認められず、ホームページは運営実績3カ月以上などの条件があります。取引先との契約書や発注書を早めにそろえておきましょう。

2

法人の住所で郵便物を受け取れるようにする

たとえばGMOあおぞらネット銀行では、ログインIDを記載した案内を法人住所宛てに「転送不要」の簡易書留で送り、郵便物を受け取れない場合は口座の利用制限や解約をするとしています。バーチャルオフィスで登記している場合は、受け取り方法を事前に確認しましょう。

3

本人確認の方法を確認する

マイナンバーカードの読み取り、本人確認書類と自撮り動画の提出、郵送など、方法は銀行によって異なります。手元の書類で手続きできるか、事前に確認しておくと安心です。

ポイント:審査の結果や所要日数は申込内容によって変わります。「最短即日」などは条件を満たした場合の目安で、必ずその日数で開設できるとは限りません。

ネット銀行の法人口座3つの比較表(2026年10月時点)

表は横にスクロールできます。金額はすべて税込です。

GMOあおぞら
ネット銀行
ラクスルバンク
(GMOあおぞらの専用支店)
ドコモSMTB
ネット銀行
口座維持手数料0円0円0円
他行宛て振込一律100円
振込料金とくとく会員(月額500円)は99円
一律119円一律100円
2026年10月1日から。総合振込は一律145円
同じ銀行宛て振込無料無料
GMOあおぞらネット銀行宛て
0円
利用開始までの目安最短即日
公式サイトの案内
最短当日最短翌日
オンライン口座開設の場合
本人確認・書類マイナンバーカード読取、自撮り動画、アップロード・郵送から選択(方法ごとに利用条件あり)。事業内容確認書類を1点以上本人確認書類と自撮り動画の送信。事業内容確認書類は1点から。銀行担当者とのWeb面談は不要必要書類は運転免許証だけ(公式サイトの案内)
デビットカードデビット付キャッシュカード(代表口座は新規発行0円)デビット付キャッシュカード(新規発行無料)。利用でラクスルのポイント2.0%デビット付キャッシュカード(新規口座開設時0円)
提携ATM入出金110円
とくとく会員は出金月5回まで0円
入出金110円入出金110円
ゆうちょ銀行ATMは330円

※各銀行の公式サイトの掲載内容(2026年10月6日確認)をもとに作成。キャンペーンによる優遇は含めていません。最新の手数料や条件は、必ず各銀行の公式サイトでご確認ください。

各銀行の特徴

GMOあおぞらネット銀行

他行宛て振込100円

振込手数料を抑えたい会社、サービスを幅広く使いたい会社に

  • 振込が多い会社は、月額500円の「振込料金とくとく会員」で1件99円に
  • 総合振込やPay-easy(税金・各種料金の払込み)など、法人向けのサービスがそろう
  • ログインIDを記載した案内は、法人住所宛てに転送不要の簡易書留で届く。受け取れないと口座の利用制限や解約の対象に

出典:GMOあおぞらネット銀行「法人のお客さま」、「手数料」、「法人口座ご利用までの流れ」、「事業内容確認書類について」

ラクスルバンク

他行宛て振込119円

ラクスルで印刷物などを注文する会社、Web面談なしで早く口座を用意したい会社に

  • GMOあおぞらネット銀行の専用支店。同行(GMOあおぞらネット銀行)宛ての振込は無料
  • 他行宛て振込はGMOあおぞらネット銀行の通常の法人口座(100円)より19円高い点に注意
  • ラクスルバンク支払いやデビットカードの利用で、ラクスルで使える2.0%のポイントがたまる
  • 銀行担当者とのWeb面談は不要で、最短当日から利用できると案内されている

出典:ラクスルバンク「手数料一覧」、ラクスルバンク公式サイト

ドコモSMTBネット銀行
(旧 住信SBIネット銀行)

他行宛て振込100円

本人確認をシンプルに済ませたい会社、振込手数料を抑えたい会社に

  • 2026年10月1日から、他行宛て振込が件数にかかわらず一律100円に(総合振込サービスは対象外で、一律145円)
  • 口座維持手数料やインターネットバンキング利用料はかからない
  • オンラインで申し込め、公式サイトでは「必要書類は運転免許証だけ」と案内されている

出典:ドコモSMTBネット銀行「手数料・金利(法人)」、「法人のお客さま」、プレスリリース(2026年9月2日)

振込手数料をシミュレーション

毎月の他行宛て振込の件数を入れると、月額・年額の目安を計算します。

件

よくある質問

設立したばかりでも法人口座は作れますか?
設立したばかりの法人でも申し込めます(たとえばラクスルバンクは「新規設立法人のみなさまにおすすめ」と案内しています)。ただし審査があるため、必ず開設できるとは限りません。事業内容がわかる書類をそろえ、申込内容を正確に記入することが大切です。
個人の口座を会社の取引に使ってもいいですか?
会社と個人のお金が混ざると、経理や税務の処理が複雑になります。取引先から見ても法人名義の口座のほうが安心感があるため、法人口座を用意するのが一般的です。
口座は複数持っても大丈夫?
問題ありません。日々の振込はネット銀行、融資の相談や対外的なメイン口座は地元の銀行、のように使い分ける方法もあります。口座が増えるほど管理の手間も増えるので、目的をはっきりさせて選びましょう。
口座開設の審査に通らなかったら?
銀行は審査の理由を開示しないのが一般的です。事業内容がわかる書類(契約書や、取引先が発行した発注書・請求書など)が十分か、登記上の住所で郵便物を受け取れるかなどを見直したうえで、時間をおいて再度申し込むか、ほかの銀行も検討しましょう。
設立後の手続きの期限もチェック設立日と決算月を入れるだけで提出期限がわかる「手続き期限カレンダー」へ ›

参考にした公式情報

※この記事は一般的な情報と、各銀行の公式サイトの掲載情報(2026年10月6日確認)をまとめたものです。手数料やサービス内容は変更されることがあります。口座開設の可否や条件は各銀行の審査・判断によります。最新情報は各銀行の公式サイトでご確認ください。